2008-02

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拙速な岡田色への塗替えでオシムの遺産は霧散した・・・VS北朝鮮戦

ようこそのお運び厚く御礼申し上げます。

東ア選手権vs北朝鮮戦。
オシムから岡田体制へ切り替わって4試合目のこの一戦、ここまで前任者が1年ちょいかけて築いたサッカーが破壊されるとは思いませんでした。

主力が不出場云々は直接的な原因ではありません。
選手個々の特長や適正を配慮した選手配置を行わず、性急なまでに自身の色に塗り替えようとした新監督による「人災」なように僕は思います。

FINAL SCORE>>>


◇山岸はパサーではない事はチリ戦で実証済みだった筈

中村憲の急病があったとはいえ、あの位置で山岸は活きない事はチリ戦で実証済みでした。然るになぜ同じポジションでまた使うのか??
左のみならず中盤真ん中や右に流れたりと、中村俊輔のような立ち回りを求められた山岸は、持ち前の受け手としてのダイナミックな動きを殆ど発揮できないまま途中交代を余儀なくされました。
しかも彼にとって不運だったのは、遠藤のボランチへのポジションチェンジ。
鈴木のアンカー一枚で不安定な守備となっていた前半、遠藤が一枚ポジションを下げた事で、守備のバランスは前半途中から改善されましたが、肝心の攻撃面で球出しで起点になりうる選手が、前四人中一人もいない事態に。
結果、中村俊輔役を不本意にも求められるに至った山岸・・・・前回同様またもやシステムの犠牲者となってしまったのです。
フリーランニングのセンスと、無理な体勢でのシュート精度が売りの山岸、使うならワントップ下か、3トップの左でしょう。
ゲームメーカー役で優劣を判断されちゃあ彼も気の毒です。


◇窮屈そうな加地の左サイドバック、適正のない選手配置も監督の罪

岡田ジャパンの特長のひとつは、両サイドバックの選手が最後の崩し役、即ちシュートだったりラストパスだったり最後の崩しの仕事が求められる傾向が強い事。
これは「ミスをするな!」とボールロスを嫌う監督の意向が強すぎるため、敵圧力の強い真ん中でチャレンジする事が少ない事に起因している。
結果、ボールは右往左往しつつ最後に両サイドバックの仕掛けに託すサッカーになっている。
よって両サイドバックは守備のみならず、攻撃面でもスポットライトを浴びる機会がオシムの時より多くなっていると思うのだ。
経験&適正で劣る加地が不得手の左での攻撃面を期待されるサッカーをしても、無理があるのが道理。
自陣左サイドに蓋をするためのサイドバックなら加地でもありかもしれんが・・・・・攻めの面でも効果的な活躍を求めるのは無理がある。

ここで純粋な競争原理を働かせてほしい。
右は、失点に絡んだあの軽い守備に目を瞑ってお気に入りの内田でいくのか?
かたやアーリークロスの質は屈指の駒野か??
それとも、攻守の総合力で加地か???

・・・・どうしても加地ではなく、右は内田OR駒野でいく位なら、加地は外して左サイドバックに適正のある選手を呼んだ方が良い。
その方がチームのバランスは改善されよう。
『思い付きで選手を弄るな!』・・・・とガンバサポーターは思っているのではないでしょうか??


◇安田は一瞬だけディエゴ・カペルになり切った!

監督のミスを救ったのが、途中出場の安田。
得点の貢献度は安田80%、前田15%、田代5%、・・・・といったところか。
サイドバックではなく、前目の左で彼を使ったのは、岡田監督本日唯一の"クリーンヒット"。
途中から埋没気味だったが、やはり左のスペシャリストとして安田の利用価値はあるという事が判明。
今度は本職の左サイドバックでも試してもらいたい。


◇ピンチヒッターの好機をモノにした田代、限界が見えた播戸

身体を張り、前線でボールに絡もうとした田代のアグレッシブなプレイは巻に通じるものがあった。
ベタ引きの相手に真ん中で起点を創ろうとするなら、彼のように泥臭く楔のプレイをしてくれる汗かきは欠かせない。
田代は少ないチャンスをモノにしたと思う。

逆に播戸にとっては厳しい一戦だった。
引いてくる相手の時では、彼の敏捷性を活かしきれない岡田丸。
楔や潰れ役としての動きも皆無立ったこともあり、彼の効果的な活用にはシチュエーションが限られる事が判明してしまった。
・・・・となると彼の生き残りは厳しいと思われる。


◇岡田が自身の色を出そうとすればするほど質が劣化していっているような気がする

監督云々の前に、詰られるべきは選手かもしれません。
総じてミスの多い一戦でしたしね。
名手遠藤ですら、後半には凡ミスが2・3度発生。チームの核がミスを重ねてはサッカーの質は保たれないのが道理でしょう。

・・・・しかし。
僕には選手個々のコンディション云々ではない、岡田監督の思い付きや場当たり的な選手配置や練習等の後遺症ではないかと危惧しつつあります。
アジア杯以後、加速度的にチームが上昇曲線を描きつつあったオシムジャパン。
・・・・それを引き継いだ筈の岡田ジャパンには加速度どころか遅速度的にも上昇している曲線は垣間見れません。
否、むしろ劣化しているといった方が正しい気がします。

チョンテセは今日の試合のMOMともいうべき名選手でした。
・・・・ですが、そのチョンテセだけのチーム@北朝鮮に、あわや黒星を喫しかねなかった今晩の岡田丸。

・・・・この試合をポジティブに見れる人がいましたら、僕に手解きしてくださいまし。


◇私的選手寸評

●川島/5.5
 失点時はノーチャンス

●中澤/5.5
 彼が両サイドに釣られるシーンが多かったのは未熟なチーム戦術のなせる業

●水本/5.0
 国際試合の洗礼を受けた感。バタバタしていた

●加地/5.0 
 攻めでも絡みが求められた前半はミス多発。専守防衛役を求められた後半は無難にこなす

●内田/5.5
 前半一度みせた縦への独力突破を評価。失点時のブロックは改善の余地あり

●鈴木/5.0
 繋ぎのミスも多く、前半は敵のカウンターを防ぎきれなかった

●山岸/5.0
 システムの犠牲者である事は疑いようがないが、後半交代直前の被シュートまでいかせてしまったシーンの凡ミスは大減点

●羽生/5.5
 前半沈黙、後半は持ち前の躍動性回帰。正確な繋ぎもみせた

●遠藤/5.0 
 今日は重かった。後半ミス多発

●播戸/5.0
 ボールも配給されなかったが、引き出しの動きが足りなかったのも事実

●田代/6.0
 前線でアグレッシブに動き、起点となった。及第点以上。

●安田/6.0
 和製ディエゴ・カペルの片鱗はみせた。見事なアーリークロス

●前田/5.5
 ラッキーな得点は加点材料になりえずも、楔役をこなしボールを落ち着かせたのは評価できる

●駒野/5.5
 右の方が躍動感ある。今度はスタメンからみてみたい。

■岡田監督/5.0
 前半の苦戦は因果応報。安田投入の加点を考慮しても、チョンテセだけの北朝鮮相手に勝ち点1では評価できない。チームとしての上積みも疑問。


◇中国戦に向けて

北朝鮮相手にこの出来では、次戦は現状でのベストメンバーを組み勝ちにいくしかない。
内容×、そして結果も×では、戦前の"岡田語録”との不整合さを問われかねない。
このままストップ安が続く岡田丸はみたくない。
反発を期待します。



【注】サッカー関連以外のコメントについては掲載いたしませんのでご了承ください。
 

テーマ:サッカー日本代表 - ジャンル:スポーツ

東ア選手権開幕間近!結果&内容両面での成果を宣言!岡田ジャパンの躍進に期待

ようこそのお運び厚く御礼申し上げます。

明日17日に中国重慶で開幕するサッカー東アジア選手権。

北朝鮮以外の三国はベストメンバーといえる陣容ではありませんが、来るワールドカップ最終予選に向け、対戦国のリサーチ・戦力層の拡充等、目的を持って有意義に活用してもらいたい機会です。
そしてまだこの大会で優勝経験の無い日本ですが、 「結果&内容両面での成果」を強調していた岡田監督の元、一丸となってタイトルを獲りにいってもらいたい。
その根っことなるモチベーションなくして、現状課題の炙り出しや、戦力の再編成もままならないでしょうし。
怪我の怖い時期ではありますが、日の丸イレブンとしての誇りを胸に、現状できる100%の意欲で望んでほしい。


◇三試合通しての戦略

リアリストかつ結果至上主義の岡田監督だけに、三試合通しメンバーの硬直化が予想されますが・・・・・できるだけ23名全選手を使い切ってもらいたい。
タイトルという結果に拘りながら、全選手に出場機会を与えるという事に矛盾を感じる方もいるでしょうが、日本のバックアップメンバーの質を考慮するに、・・・・僕は中澤が岩政に、鈴木が今野に、そして川口が川島に代わっても充分に結果を追求できると確信しています。
(韓国&中国も飛車角抜きですしね)。
ワールドカップ予選を総枠35名のグループで闘う事を公言している岡田監督にとって、今大会は主力以外のバックアップメンバーらの底上げ&経験蓄積を図るに格好の舞台。
逆にここで試さなければ、 「いつ試すの?!」・・・・となる。
W杯予選公式戦の最中に、中澤だ鈴木だとかが欠場を余儀無くされるケースは往々にしてありうる。
・・・・その有事の時に「主力がいなかったから〜」云々の言い訳等は一切通用しないのが代表戦。
幸い対戦国三カ国は、こと日本戦に関しては100%以上のモチベーションで臨戦してくれるでしょう。
真剣勝負の場での経験こそが、公式戦ではなかなか出場機会に恵まれないバックアップメンバーにとって何にも替え難い財産となるのですから。


◇各クラブの首脳陣は、岡田の用兵術に何時にもまして注目している

自国リーグの開幕を控え、主力を代表に”上奏”している各クラブ。
この大会では絶対選手を壊されたくないと思いつつ、岡田監督の用兵を注視していることでしょう。
また今大会は、浦和へのエコ贔屓と邪推されかねない「高原&闘莉王未招集事件」がありました。
各クラブが優勝を目指すにあたり最も支障となるライバル浦和だけが、なぜか配慮され、自クラブの選手は遠い地での代表戦で酷使され磨耗して帰還せざるをえない・・・・・既にそんな不公平感のある構図が出来上がってしまっているのです。
たとえば遠藤が三試合全てスタメン&270分出場となったらG大阪首脳陣はどう思うか?!
僕がG大阪の社長だったら「え〜加減にせいよ!岡田&JFA!」って怒髪天もんですよw ・・・・そしてこのリアクションは極普通な事だと思います。
酷使された(ように見えてしまう)選手が、いかなる理由にせよ、今大会で負傷等したら・・・・・。
クラブの憤りは再び噴出し、日本サッカー界に余計な火種を散乱させる事必至、です。
岡田監督には不本意ながら、そのような微妙な"政治背景”も俯瞰しての繊細な用兵術が求められています。
結果もある程度求められる大会ですが、微妙な立ち位置で岡田監督がどんなデリカシーある用兵術を試みるか!?・・・・その点にも僕は注目しています。


◇北朝鮮戦予想布陣
WIN by ALLさんのブログにある布陣がもっとも信憑性ありそうです。
>>>
いうなれば、今大会登録メンバー23名中で考えられる最強布陣。
(まあ僕なら右は加地でいきますが)
ベストメンバーを招集している北朝鮮を相手に、僕達の日本もベスト布陣で相対するという事なのでしょうが・・・・・、このスタメンの三試合通しだけ絶対謹んでいただきたいものです。


◇タイ戦からの前進のために


全体的に運動量が不足していたこれまでの三戦。
サイドに起点を創ろうとした時、ボールホルダーを追い越していき数的有利を創り出すような連動性が霧散していました。
前体制時には当たり前にできていた、「世界と対峙するための敏捷性」が、当たり前に復活する事を望みます。
●サイドでの数的有利の確保
●真ん中での仕掛けの意欲喚起
・・・・・この二点に前進がみられるかに僕は注目しています。
右往左往ボールが動くだけで、人の動きは不足し、軽度なノッキング状態を起こし気味だったタイ戦(特に前半)。
タイより歯応えのある相手に、どこまで進捗を見せてくれるか?!
・・・・こうして徐々に岡田監督の仕事ぶりも炙り出されてくる訳です。
「世界を驚かす」サッカーを展開するための基礎構築部分が出来つつあるか?!
・・・・岡田監督の有言実行能力がそろそろ問われてくるこの大会、注目しましょう。

(了)



【注】サッカー以外のコメントについては掲載いたしませんのでご了承ください。

テーマ:サッカー日本代表 - ジャンル:スポーツ

ネタ枯れにつき、ベガ仙&岡田ジャパン&モウリーニョ等本日のTOPICSを斬る

ようこそのお運び厚く御礼申し上げます。

ネタ枯れの本日は、ゴシップ系ネタをテーマに与太話♪

◇名川社長のユルユル経営の一端・・・・ベガルタ仙台イレブン泥酔事件>>>
>>>事件模様詳細
ハードキャンプでウサが溜まっているのは同情するが、他所の人様の車上に飛び乗っちゃアカンやろw
サッカー選手の前に人として出直して来い(怒)

◇アンカーもポイ捨て?!着々とテイルヘヴィ(底重)に進みそうな岡田ジャパン>>>

どうしても今野を使いたいのでしょうかw
岡田サンがダブルボランチ布陣を示唆、・・・・したらしい。
とりあえず経過を見守りましょかね・・・(疲)
指宿合宿で試したバルサ型4-1-2-3のポイ捨てに始まり、無哲学の岡田サンらしいエピソードで萎えますw
・・・・と思ったらデイリーでは3トップを試すという記事も>>>
無節操ではなく変幻自在なのが岡田流?!

◇U−23日本代表、米国遠征へ出発>>>

反町さんは、水本はともかく内田篤&安田理の両名を連れていきたかったんだろうなあ〜
オシム病倒後、何かと安目を引かされている感のある反町監督。
五輪前後でフル代表コーチからは外れるとの事。・・・まあ本人も望むところなんでしょうが。
「あの練習を見るだけ御金を払う価値がある」とオシム元代表監督の指導手法に傾倒し、充実のフル代表&五輪指揮官を兼任していたと思しき智将@反町さん。
五輪大会で世間をアッと言わせる事を期待しています。


◇マンU,フランスの至宝@ベンゼマ(リヨン)獲得か?!>>>

ベンゼマ=84億の男>、ですかあ・・・・・。
まあ年も若いし、未来のフランス代表を背負う素材のこの選手、地力&実績を勘案するに適正価格なんでしょうかね・・・・


◇モウリーニョが遺恨@バルサの監督就任?!>>>

チェルシー監督時、欧州CLで再三にわたってバルサと交戦&舌戦を繰り広げたモウリーニョ
バルササポが忌み嫌うこの元チーム通訳が、再びバルサの門戸を叩く、のか?!
これぞ欧州サッカーの真髄、なんでしょうねえ。
経過を見守りましょう。


それでは本日はこの辺でw

了)


【注】サッカー以外のコメントについては掲載いたしませんのでご了承ください。

ACNはエジプトが二連覇で最多6度目の戴冠!

ようこそのお運び厚く御礼申し上げます。

日本への報道量は希少なれど、熱戦が繰り広げられたアフリカネーションズ杯2008。
スフィンクス@エジプト代表が前回に続き二連覇!大会史上最多6度目の戴冠と相成りました。

>>>ACNファイナル@ハイライト動画
>>>ACN大会模様詳細

◇エジプトの二連覇はフロックにあらず

ハイライト動画を見た雑感、それは『エジプトの力勝ち』という事実。
予選リーグで対戦した時以上に、カメルーンを圧倒!
決勝点は、準決エレファンツ戦の4点目のリプレイをみるかのような流れでGET!
ル−ズボールをカメルーンDFソングと奪い合ったMジダンが、ボールを掻っ攫って中へラストパス、走りこんだFWアブトリカが、ごっつあんの決勝ゴールを叩き込みました。
コートジボワール、カメルーンを連破しての連覇は脱帽。
古豪復活、エジプトが再びアフリカの盟主に返り咲いた一戦でした。
・・・大会MVPは、MFホスニが選出、ハイライト動画だけでは彼の選出理由がいまいち掴めていませんが・・・・いずれ欧州リーグ等でかの選手の能力を目の当りにする機会を得られるでしょう。

◇アフリカ王者と元アジア王者の位置関係

日本代表はエジプトとはホーム日本で手合わせしていますが(トルシエ就任直後の初戦&オシム体制最後の試合)、近い将来一度AWAYの地カイロ等で再戦してもらいたいもの。
アフリカ王者と、元アジア王者間に、どれほどの地力差が存在しているのか・・・・非常に興味ありますねえ〜。
昨年11月に日本が4−1で一蹴したエジプト代表とは明らかに別物。
今、お互いフルメンバー同士で対戦していたら・・・・・十中八九、負けそうですw

イラン代表監督に元スペイン代表監督のクレメンテ氏就任>>>

三次予選は痛恨のホーム@ドロー発進だったイラン代表。
しかしバスクの名将@クレメンテを招聘し、最終予選では僕達の日本代表に立ちはだかりそう。
94年WCや96年EUROのスペイン代表を見るに、堅固な守備の構築に長けた監督、です。
守備はいまいちザル気味なのが悪しき伝統のイランにとって、存外に嵌まる監督人事かもしれません。
(・・・・テヘランには住まず、欧州から"通勤"するのはどうかと思いますが・・・・)


◇復活を目指すアイルランドも名将@伊トラッパトーニを招聘>>>

2002年WC出場以降、3大会連続メジャー大会の出場権を逸しているアイルランドは、カテナチオの権化@トラップを招集する見込み。
国内の人材が枯渇しているのか、それとも是が非でも結果を求めるための苦肉の策なのか??
いずれにせよ、イラン同様、かの国のサッカー協会は真摯に仕事をしているようです。
スポンサーの目を気にしつつ、安易に手を打った感の監督人事ではない辺りに好感が持てます、僕はねw


それでは、また次回、お会いしましょう♪

(了)


【注】サッカー以外のコメントについては掲載いたしませんのでご了承ください。

テーマ:サッカー - ジャンル:スポーツ

ミュンヘンの悲劇から50年・・・・マンチェスター・ダービーは節目に相応しいGood Game!

ようこそのお運び厚く御礼申し上げます。

今週末、欧州で最も注目を集めていた一戦@『マンチェスター・ダービー』

好調なチーム同士のダービーマッチ、・・・という事だけでなく、世間の耳目を集める理由がありました。

◇欧州サッカー界を震撼させた『ミュンヘンの悲劇』

試合日50年前の1958年2月9日。

・・・当時、黄金期を迎えていたマンUイレブンを乗せたチャーター機が、寒波に襲われていたミュンヘンで悲運にも航空事故に遭遇、チームの中心選手だったダンカン・エドワーズをはじめ選手8名が夭折、乗員・乗客43名中23名が命を落とすというサッカー史上最悪の悲劇に襲われた日。

『ミュンヘンの悲劇』として未来永劫、サッカーファンに語り継がれていくであろう、物悲しい運命の1日。 ミュンヘンの悲劇>>>

・・・・その日からちょうど50年後に行われたダービ−マッチだったのです。

◇赤い悪魔の顕在ぶりが示すサッカー文化の重み

この試合、マンUイレブンは、早世したクラブの同門に哀悼の意を捧げるべく、当時のクラシカルなユニフォームを装い、オールドトラフォードに登場。
試合前のセレモニーも、マンCityサポの妨害等もなく、荘厳かつ厳粛な雰囲気の中で行われていました。

その様をみて、思わず当方の涙腺も緩みかけた次第。
サッカーの母国と、当方の母国の間に歴然と存在する『サッカー文化』の違い・・・・その差が口惜しくもあり、羨ましかったからなのかもしれません。

節目の日を、世代を超え、サポの垣根も取り払い、自然体で惜別の感情を共有できる母国の人達・・・・サッカーが、数多の人達の人生に極自然に同化している・・・・まさに『LIFE IS FOOTBALL!』そのものなのです。・・・・羨ましい、羨ましすぎる。

日本サッカーも、このまま一時期のブームで終わるか、文化として根付くか、その分水嶺・過度期の時期にさしかかっていると僕は思います。

願わくば(我が国なりの)サッカー文化が根付き醸成されんことを!
・・・僕の豊な老後のためにも♪

FINAL SCORE>>>

マンUnited1vs2マンCity 
MOM:Mペトロフ(City 左MF/勃)
WOM:ナニ(United MF/葡)
試合採点:6.0

試合ハイライト動画>>>

◇脇役@マンCityはクールにヒール役を演じた

Cityはベンジャニをトップに、左にペトロフ・右に元英代表のバッセルを配置した4−1−2−3。
アンカー役は元独代表のハマンが務め、フェルナンデスとアイルランドが前三人を前目でサポートする、ここ最近の定番布陣。
つい先日までポーツマスにいたはずのベンジャニ(ジンバブエ代表)が、なぜかマンCityにいてビックリしたのですが、いつのまにかトレード(ベンジャニ←→デフォー)が成立していたらしいですねw
流石にまだチームにフィットしてはいませんでしたが、個人能力のなせる業なのか、それなりにマンU@DF陣に驚異になっていました。
2点目のMペトロフのアーリークロスを、難しい体勢ながら肩に当てコースを変えたテクニック&動体視力は出色!・・・流石エリクソンの御眼鏡にかなった選手。
デビュー初戦で結果を出すあたりにこの選手の価値を垣間見た次第。
ブルガリア代表@ペトロフは持ち前の縦への推進力と、鋭い展開力でマンU最大の驚異に。
2点目のアシストのみならず、バッセルの先制ゴールの起点も彼から。
今季アトレティコマドリーから加入したこのブルガリア人が、最高級のヒール役を演じきりました。
ディフェンス面では英代表@リチャーズの身体を張った守備が印象的でした。


◇ルーニー不在が痛手・・・国際親善試合の影響か主力の重さが目立ったマンU

ルーニー不在で最前線でタメとアクセントが効かなかった感のあるマンU。
テベスは切れていましたが、孤軍奮闘の域を出ず、そのテベスにうまく絡んで欲しいCロナウドは明らかに「重かった」です。
水曜日のイタリアとの代表戦出場の影響を感じずにはいられませんでした。
ファーディナンドもミスパス多く集中力が欠如していたプレイ多発。
主力の出来がイマイチでは、今期のマンチェスターダービー2連敗というオチも致し方なかったか。
WOM選出のナニについては、対面のペトロフに完敗。
前半から殆ど目立たず、後半はCロナウドとポジションチェンジを図り打開を試みるも効果的な動きができないまま後半途中交代。
そのナニと替わったパクチソンが、持ち前の運動量と、気の効いたダイレクトプレーで前線の起点創りに躍起していたが、エース@Cロナウドが重いマンUでは、リチャーズ&ダンというプレミア屈指の堅牢を打破するには至らず。
(水曜はソウルでW杯予選という強行軍にもかかわらずパクチソンは良かったが)
試合終了間際にフレッチャーが1点GETも及ばず、Cityが結果&内容両面で完勝した一戦でした。


◇節目の一戦とはいえども手抜きをしないCityに拍手!

開幕ダッシュに成功し、一時旋風を巻き起こしていたエリクソン@マンCityも、年末から1月にかけて低空飛行が続いていたが・・・・宿敵を最高の内容で撃破し、再度上昇機運を掴みそうな気配。
悲願のヨーロッパ戦線参入にむけ今後が楽しみなCIty。
UEFAどころかCL出場も十分狙える位置につけています。
ベンジャニがますますフィットしていきそうで、今後もプラスアルファが見込めそうですな。

◇クラシカルなユニフォームが微妙にあわなかったか?!マンU小休止

節目の一戦、勝利で飾りたかったマンUにとって、ダービーニ連敗は誤算でした。
欧州CL@リヨン戦に向け、褌を締め直す発奮材料としたい。
主力の体調が低下傾向にあるようなので、世界屈指のクラブ医療チームの仕事ぶりが問われます。

三連休も終わり、再来週からは欧州CLの決勝トーナメント開幕!
日本代表は16日から東ア選手権と、今年は2月も”二重中継”で忙しそうです。

いやあサッカーって本当に面白いものですね(水野ハルオ調)
また次回、お会いしましょう♪

長文御一読いただきありがとうございました。

(了)


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