2008-01

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フジTV中継同様、消化不良の一戦を振り返る

スコアレスドローはこの寒い中足を運んだサポーター&観衆にとってエンターテインメント的に一番「最悪な結果」。
お寒い中、国立に出撃された観衆の皆様、ご苦労さまでした。
風邪などひかないようお気を付けください。

試合結果>> 
試合直後にまず感じた事、この時期国際試合を行う事の難しさ。

あきらかに国際Aマッチを戦える状態じゃない選手がスタメンに多数いた事で、試合の質は想像していた以上に低かったかなと。
試合展開的にもドローが妥当な内容でした。
20日に来日してアジアシリーズ(この後は韓国戦)に備えてくれた若きチリ代表は、物見遊山ではなく真摯に闘ってくれました。敬意を表したいと思います。

冒頭に選手のコンディション不足を上げましたが・・・・
試合終了から時間が経過しつつある今、キーボードを叩きながら心に沸いてくるのは言葉にしづらい今後への不安、です。
アジア杯〜スイス戦〜エジプト戦と右肩上がりで推移していた2007年までの日本代表。
この試合では、これまでの上昇トレンドを感じとれませんでした。
・・・それが単にコンディション&調整不足だけなら良いのですが。

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フィニッシュへ繋げる最後の部分、即ち最後のラストパスでありクロス・トラップの部分で技術的なミスが多く散見された事は残念でした。
しかも、技術的に高水準と評価の高い選手に、その傾向が多く見られた事が、低調な試合展開に拍車をかけたと思います。
やる気あふれる若きチリ代表のプレッシャーが、日の丸イレブンの技術的な精度を奪っていたともいえますが。

また選手個々の技術的ミスのみならず、臨戦にあたっての戦術ミスがあったのも低調な試合に拍車をかける遠因となりました。
端的にいえば、『システムに適正な選手を配置していない』事です。

ツートップで中盤に3枚+アンカー1枚の布陣でいくなら、山岸ではなくこのサッカーに造詣の深い山瀬を最初から使うべきでした。

今日の試合、日本代表の臨戦布陣は4-1-3-2気味とはいえオーソドックスな4-4-2の布陣をしきました。
そしてその左の攻撃的MFに山岸を配置しましたが、これは奏効せず。
・・・・当然です、山岸の適正が嵌まるポジションではないのですから。
周知のとおり山岸は独力で打開する能力は山瀬ほど高くはありませんが、ボールの受け手としてサイドからの切れ込むセンスと、無理な体勢でのシュート能力が長けている選手。
パッサーとしてのセンスが強く求められる4-4-2の攻撃的MFの配置には無理があるのが道理。実際、所属クラブでもこのポジションは殆ど経験した事がないのです。
ワイドなポジション取りが求められる3トップ、もしくは3−5−2のウイングバック的な役割でこその選手に、このポジションを任せるのは酷です。

効果的にボールに絡む事ができず途中交代を強いられた山岸は、システムの犠牲者であったと断言します。

僕は明らかに本調子に遠い高原を下げ、山瀬インで岡田さん意中(?)の4-1-2-3を試す事を一瞬期待したのですが・・・・どうやら岡田さんは3トップに早くも見切りをつけたようですね。
・・・よく言えば柔軟、悪く言えば信念哲学がない監督となります。
・・・僕は引き出しの少なさによる見切りではないかと、後者寄りに彼を捉えつつあります。

高原は怪我明けかつ、前所属クラブでスタメンを外れていた事もあって、明らかに試合勘が落ちていました。
フィジカル以上に試合勘が落ちていた事は危惧すべき事。
僕は高原の復調はJリーグ開催後、レッズで相当試合をこなさなければ、当分「このまま」のような気がします。

遠藤は明らかに重過ぎでした。
代表屈指のテクニシャンが重要なポジションでイージーなミスをしていては試合になりません。
・・まあ彼の場合は『徐々に仕上げる』と公言していた手前、ある意味確信犯でしょうがw

主力選手の低調なフィジカルはこの時期致し方ないところもありますが、
「世界を驚かす」ための岡田さんのビジョンが・・・・初戦とはいえあまりにも伝わってこなかったのが今日の一番残念なことでした。

最後に選手評
●川口 (6.0) 
DFラインとのコンビもボチボチで可もなく不可もなく

●中澤 (6.0) 
大きな破綻もミスもなし。攻撃参加時の左脚精度向上という課題が発見された事は本人にとって喜ばしい事。

●阿部 (5.5)
攻撃面でもっと貢献する姿勢が欲しい。守備面は無難にこなす

●内田 (5.0)
前半自身のサイドを破られ何度か好クロスを上げられた守備力は反省すべき点。後半は盛り返すも今後への期待と加地との比較でこの採点。

●駒野(5.5)
CBが動いた時の中に絞る守備のセンスは経験の賜物か。
攻撃にも絡み好クロスあったり凡ミスあったり浮き沈みの激しい出来。

●鈴木 (6.0)
一度軽い守備で股間を抜かれた事は減点もアンカーとして相変わらず気の効いた守備でチームに貢献。

●中村 (5.0)
左ヒザに不安を抱えるせいもあり、攻守にダイナミズムを欠く。
イージーなミスも散見された

●遠藤 (5.0)
トップコンディションには程遠い出来で、後半は明らかにスタミナ切れ。
ただ気の効いたところに顔をだし、ボールを繋いではいた。本調子回復待ち。

●山岸 (5.5)
目立つミスは少ないが攻撃面でボールに効果的に絡めず。守備面では広範囲をらしくカバー。だがこのポジションで活きる選手ではない。

●巻 (5.5)
後半の駒野のセンタリングを”利き足”の頭で空ぶったのは大減点。
ポストプレーは大きなミスなくこなし、チェイシングで前線の起点に奏効。
立ち脚を掻っ攫われた前半決定機の場面は100%PK。

●高原(4.5)
トップフォーム遠し。フジ解説@風間があのフカしたシュートを絶賛していたのにはワロた。イージーなミスも多く元ブンデスリーガの片鱗を見せるには至らず。復調待ち。
----------------------
●大久保(5.5)
途中出場で敵の驚異に。あのシュートは確実に枠にとばしたい。


●加地(5.5)
スタメン落ちに発奮。躍動感ある動きをみせる

●羽生(5.5)
目立たず。運動量で局面打開を試みるもチームにうまく活かされていない。

●山瀬(--)
時間短く評価なし。 4-4-2ならスタメンで一度使って欲しい選手。

●矢野(--)
時間短く評価なし

●岡田監督(--)
タイ戦まで採点しませんが・・合宿で試した4-1-2-3は何処へ?! 
交代枠も1枚余ってしまいましたね・・・・・
試合後会見>>> 

とりあえず、エジプト戦を後で見直し、双方の違いがナンなのかを究明したいと思います。

ボスニア戦、期待してます。

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